2015年7月27日月曜日

4回生の白石さんが大学院入試の受験勉強をするため、1カ月間研究室をお休みします。

 4回生の白石さんが821日と22日にある石川県立大学大学院の入試の受験勉強をするために、1カ月間研究室をお休みします。
 大学院入試の試験科目は、英語と応用生命科学に関する専門科目です。

白石さんは「筆記の成績で1位を取りたい。そのために苦手な生物と化学に力を入れて勉強したい。」と意気込んでいました。

PCを駆使して精力的に勉学に励む白石さん
 
 

 昨年の今頃は私・奈良も白石さんと同じように筆記の成績で1位を取ることを目標に必死に受験勉強をしましたが、結局その目標を達成することはできませんでした。
 私はとても悔しい思いをしたので、白石さんには私の分まで勉強を頑張ってほしいと思います。


2015年7月21日火曜日

特殊業務従事者健康診断に行きました。

7月17日に研究室メンバーで「特殊業務従事者健康診断」に行きました。この健康診断はいくつかの化学物質を使用する研究者の健康状態を調べるもので、私たちは年に2回、実験によって健康に影響が出ていないことを確認する目的で、この健康診断に行かなければなりません。

 
一番右の谷内君のシールに注目です。

 この検査では検尿と握力測定、脚気の診断、採血を行います。採血後、看護師の方が注射をした箇所を保護するシールを貼ってくれました。

 一番右に写っている谷内君だけ、なぜかシールのサイズが大きいです。
 この大きいシールは他の研究室メンバーの腕に貼ってあるシールの上から貼ってあり、大きいシールの上にはシールをはがす時間が書いてあります。
谷内君が貼ってもらったシールの拡大図

 数人の看護師の方が採血を行っていたので、人によって貼るシールの種類が違うのではないかと思いましたが、谷内君を採血した人は他の受診者にはみんなと同じ小さいシールを貼っていました。不思議なことに谷内君だけに採血前に大きいシールを用意していたそうです。
 
 何の基準によって大きいシールを用意したのか気になり、私は帰宅後、インターネットで調べましたが、わかりませんでした。
 半年後の健康診断の時に、看護師さんに質問したいと思います。

2015年7月14日火曜日

2015年7月3日に食品科学科1年生の学生4人が腸内細菌共生機構学研究室に見学に来ました

 学部1年生を対象にした「生物資源環境学社会生活論」の授業の一環で、食品科学科1年の学生4人が腸内細菌共生機構学研究室に見学に来ました。  4人は私たちの研究室で2週間に1回に行っている研究の進捗報告会でのディスカッションを参加した後に、実験室の機械を見学しました。  1年生は「嫌気チャンバーが数百万円することや1.5 mLエッペンチューブに入った試薬が数万円することを知って驚いた。」と話していました。
   また、見学会の後は栗原先生に研究内容や研究テーマを選んだきっかけなどについて活発に質問をしていました。  1年生の感想は「研究が世の中に受け入れられるためには、研究テーマは学術的な面白さだけでなく世の中のニーズも考慮して決めないといけない。研究の世界はとても厳しいと思った。」でした。  最後に私・奈良は学生から修士課程に進学することに関して相談を受けました。大学に入学したばかりなのに、今回見学に来た1年生は将来のことを考えていました。我が身を振り返ると学部1年生の頃は先のことを何も考えていませんでした。しかし、相手もあることなので先のことを考えているだけではどうにもなりません。これからもどんどん行動していきたいと思います。

2015年7月7日火曜日

新潟大学農学部食品糖質科学研究室の方々が来られました。

腸内細菌の糖資化性の研究をされている新潟大学農学部食品糖質科学研究室の中井博之先生、仁平高則先生、修士1年の江口省吾さんが共同実験をするために腸内細菌共生機構学研究室に来られました。

 実験操作は主に江口さんが行っていました。江口さんにとって私たちの研究室で実験を行うのは今回で3回目なので、慣れた手つきで嫌気チャンバー内で実験を行っていました。

 実験を終えた江口さんは「嫌気チャンバー内は温度が高く、腕の操作が制限されるため本当に疲れる。」と言っていました。

 私・奈良が嫌気チャンバー内で実験操作をするときも冷房で部屋の温度を24度にしますが、嫌気チャンバー内は37℃に保たれている上、培地の蒸発を防ぐ目的で湿度も60%以上に保っているため、結局額と腕からの汗は止まりません。
 また、外気の侵入を防ぐ必要があるため嫌気チャンバー内で操作をする際に装着するグローブのゴムは両腕をかなり締め付けます。(嫌気チャンバーを長時間使用すると、ゴムで締め付けられた痕は約30分経っても腕に残っている時があります。)
私は腸内細菌共生機構学講座に入って1年以上実験をしていますが、その間、3日に1回は嫌気チャンバーを使用しています。しかし、嫌気チャンバー内で締め付けられた腕を動かす辛さには一向に慣れません。


 しかし、私たちが実験で使う腸内細菌は絶対嫌気性のものが多く、酸素に少しでも触れると死んでしまうものもいるため、これらの腸内細菌を培養するためには嫌気チャンバーはなくてはならない機械です。嫌気チャンバー内での実験をやり易くするため、事前の準備をしっかりするなどして、嫌気チャンバー内での操作を最低限にとどめる工夫をしたいと思います。(ちゃんと準備をしていないと、嫌気チャンバーの中で延々とラベリングをすることになります。ラベリング用のシールとペンは酸素に触れても平気なので全く意味がありません。腕が痛くて汗が出るだけです。)