2016年5月17日火曜日

今年度初めての文献紹介セミナー

 腸内細菌共生機構学寄附講座では、研究室メンバーによる文献紹介セミナーを隔週で実施しています。
 文献紹介セミナーでは、腸内細菌に関する論文を読み、その内容を他の研究室メンバーに紹介します。元の論文はもちろん英語で書かれている上に、その内容を自分でまとめて分かりやすく発表しなければならないため、英語力とプレゼン力を磨くことができます。また、論文の専門的な内容を理解するために、自分の研究内容に直接関係しないことについても勉強する必要があることも多いです。
 5月9日には今年度初めての文献紹介セミナーが行われ、ポスドクの阪中さんが発表を行いました。
阪中さんが紹介した文献は、『ミルクオリゴ糖の、発育不良乳児の成長への腸内細菌依存的な影響』でした。この文献で、ウシミルクオリゴ糖を発育不良の乳児に与えると体重が増加しますが、体重の増加には腸内細菌が不可欠であること知ることができました。

 研究室メンバーとして初めて文献紹介セミナーに参加した平野さんに感想を聞いたところ、「自分の文献紹介の時に発表の内容がちゃんと伝わるよう、しっかり準備をしておきたい」とやる気を高めていました。
 今年度は前年度より学生の人数が多いため、文献紹介のセミナーの回数も多くなっています。今後もより多くの論文に触れ、腸内細菌への多角的な知見を持つことで研究に役立てていきたいです。

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