2017年6月27日火曜日

ゴードン会議2017(ポリアミン)に参加しています

 私は現在、アメリカのニューハンプシャー州のウォータービルバレーで開催されているゴードン会議(Gordon Research Conference and Seminar on Polyamine)に出席しています。

 今回のゴードン会議は私にとって初めての海外、初めての学会です。今週はゴードン会議が始まるまでと、Gordon Research Seminarについてお伝えします。

 6月23日に小松空港、羽田空港、成田空港、シカゴのオヘア空港を経由してボストンのローガン空港に行きました。
 シカゴ行きの飛行機は11時間のフライトでしたが、私は6時間程経過したところで疲れ切ってしまいました。次に、シカゴからボストンに行くために乗り継ぎを行いましたが、飛行機の離陸が遅延したり、ホテルへの道で迷ったりしたため、ホテルに着くころには日付が変わっていました。私が経験した中で、物理的にも精神的にも最も長い一日でした。


シカゴのオヘア空港の様子と買い物
アメリカンな飲み物とお菓子を買いました。箱に入っているものは、
タコスの具材をパンにはさんで焼いた料理で、サルサソースを付けて食べました

 6月24日の朝、私はホテルを移動し、ゴードン会議の会場であるウォータービルバレーに向かうバスに乗り込みました。会場は山に囲まれており、素晴らしい景色でした。気温は石川より低く、半袖のTシャツでは肌寒く感じました。


学会会場の様子
学会会場のウォータービルバレーは、ボストンからクルマで2時間余りの山の中にあるリゾートで、
宿泊施設のほかサイクリング、カヌー、スキーなどのアクティビティーも充実した施設です。



 24日と25日の前半はGordon Research Seminar(GRS)が開催されました。GRSには主に若手研究者が集い、研究についてディスカッションを行います。口頭発表とポスター発表が行われ、私と近い年代の研究社者の研究内容を知ることが出来ました。

 私は25日にポスター発表を行いました。多くの方に足を止めて頂き、自分の研究内容を説明しました。英語での説明は思っていたよりも難しく、苦戦しました。質問は何度も聞き返したり、質問の仕方を変えてもらったりして、何とか納得してもらえるような回答が出来ました。
 自分自身の研究を専門家に伝えて、「いい方法だ」「この方法を使いたいんだけど、論文は出てる?」と言ってもらうことができる体験は初めてで、自分の研究に自信が持てました。一方で、 改善点に多く気づき、今後の研究に生かせる部分もたくさん見つかりました。

 25日の午後からはGordon Research Conference(GRC)が開催され、より多くの研究者がウォータービルバレーに集まっています。栗原先生もGRCから参加し、初日の夜から先生方とビールやワインを飲みながらディスカッションをしました。


栗原先生の留学時代のボスのトニー先生と


ポスター発表で知り合い、栗原先生とも面識があった
NICRD(国立歯科・頭蓋顔面研究所)のAjeetさん

 来週もゴードン会議についてお伝えします。残りの数日も様々な研究に触れ、研究者と交流し、よい経験をしたいと思います!
【太田】

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