2017年7月25日火曜日

修士1年の平野さんが公益財団法人尚志社の平成29年度尚志社奨学生に選ばれました。

 修士1年の平野里佳さんが公益財団法人尚志社の平成29年度尚志社奨学生に選ばれました。この奨学金制度は、「社会に役立つように勉学に勤しむ学徒に対し、その学科の如何を問わず、また学業終了後の就職も各自の自由意思に委ねることを前提として返還不要の奨学金を与える」(尚志社 設立趣旨より)ものです。2年前には当時腸内細菌共生機構学講座の修士1年だった谷内さんも尚志社奨学生に選ばれています



採用通知を持つ平野さん


 奨学生の選考は2段階に分かれており、初めに学内選考によって大学の代表が一人選出されます。その後、尚志社での選考が行われ、奨学生が決定します。選考は面接方式で行われ、自身の研究内容だけでなく、将来の進路についても説明したそうです。平野さんは面接の中でも「研究内容について、簡潔に説明する」ことに苦労していたようで、研究室で何度も練習している姿を見かけました。
 奨学生に選ばれた平野さんは「尚志社での面接で、面接官の方が自分の研究を応援して下さったことが励みになった。実際に奨学金を頂けることになって、より研究に専念できる環境ができたので、一層研究を頑張りたい。」と言っていました。
 平野さん、おめでとうございます!

【太田】



2017年7月18日火曜日

特殊健康診断を受けました。

 特殊健康診断を受けてきました。
この健康診断は、特定の有機溶剤を使用している者が受けるもので、1年に2回行われます。検査内容は、検尿や脚気の検査、血液検査等です。

 前田さんは、血液検査に必要な採血の注射が「嫌だ」とおびえていました。
 下の写真は、採血前の緊張している様子の前田さんです。



 半年後にも特殊健康診断を受ける予定なので、前田さんの受難はまだまだ続きそうです。

【平野】

2017年7月10日月曜日

学部4年生の藤澤さんが初めての文献紹介を行いました

 5月30日のブログ記事でも紹介しましたように腸内細菌共生機構学講座では文献紹介ゼミを行っています。先週の木曜日には学部4年生の藤澤友貴さんが「クロストリジウム種の定着が新生児の病原菌への感染抵抗性を増加させる」という論文で初めてとは思えない素晴らしい文献紹介を行いました。

文献紹介を始める藤澤さん

 この文献紹介を聞いて2人の息子さんがいる栗原先生は「うちの子供は1歳くらいの時にどれだけ部屋を綺麗にして気を付けていても気づいたらスリッパの裏や公園の砂をしきりに口に入れたがっていた。それはもしかしたら外部から細菌を取り込もうとしていたのかもしれない」と語っていました。

【前田】


2017年7月4日火曜日

ゴードン会議2017(ポリアミン)が終了しました

 先週に引き続き、今週もゴードン会議についてお伝えします。
 6月25日から30日まではGordon Research Conference(GRC)が行われました。期間中は

①朝食
②午前のセッション
③昼食・自由時間
④ポスター発表
⑤夕食
⑥夜のセッション

という予定で行われていました。夜のセッションの後は毎日バーでお酒を飲みながらディスカッションをしました。(ゴードン会議は非公開の学会なので、セッションの写真などは撮ることが出来ません。)

 昼食後の自由時間にはウォータービルバレー内のアクティビティーを楽しむことができました。私は27日にカヌーを、28日にサイクリングを体験しました。サイクリングはリフトを使って山の上に登り、マウンテンバイクで山道を下りました。私はマウンテンバイクも初体験でしたが、山の中を駆け降りる感覚はとても気持ちが良かったです。


カヌーを体験する様子



 28日、29日にはポスター発表を行いました。GRSから人数が倍増したGRCのポスター発表会場は賑わっており、私の発表時間中も多くの先生に足を止めて頂きました。多くの質問やアドバイスを頂き、今後の研究のモチベーションになりました。

ポスターについてテキサス大学のAnthony J Michael先生に説明する様子


 29日の夕食は会場を移動して、ロブスターを食べました。本格的なロブスターは初めてだったので、苦戦しながら食べました。

GRC最後の夕食で提供されたロブスター


 30日の朝食をもってGRCは終了しました。学会終了後はウォータービルバレーからボストンまでバスで3時間かけて移動し、その日は日本に帰れないので後泊をして、日本の先生方とボストンを観光しました。ハーバード大学自然史博物館やハーバード・ヤードを散策し、アメリカを楽しみました。

ボストンでの観光の様子


 初めて自力で海外に出向き、初めて学会に参加することで、今までにしたことのない経験が出来ました。ポリアミンに関する研究の「今」を知り、自分の研究を振り返ることで、自分の今後の研究と人生を深く考える良い機会になりました。

【太田】